初版 草野唯雄 推理喫茶 録音テープ殺人事件 角川文庫 サスペンスミステリーミステリ

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【詳細】初版 草野唯雄 推理喫茶 録音テープ殺人事件 角川文庫平成2年10月10日初版 角川書店発行暴力不動産屋の金子は、3日前におきた知人の告別式での殺人事件が、ほんとうは自分を狙った襲撃であったと知って、心底ほっとした。狙わせた奴は、わかっている。が、目の前にいる刑事にそれを話したものかどうか、一瞬考えた…。珈琲が旨いと評判の喫茶店Mの客席に置き忘れられたテープから、殺人事件は、意外な方向に展開する。つぎつぎとおこる難事件。街角の小さな喫茶店のマスター一郎とウエイトレス奈美の名コンビが、鋭い着眼で解決する傑作推理連作。草野唯雄法政大学専門部中退後、明治鉱業勤務中に推理小説を書き始める。 昭和36年、本名で出した『報酬は一割』が「宝石」の第2回宝石賞佳作となり、「宝石増刊」に掲載される。翌年、草野唯雄のペンネームで発表した『交叉する線』が第1回宝石中篇賞を受賞した。さらに、三川中名義で『架空索道事件』を出し、小説サンデー毎日推理小説賞に佳作入選している。 昭和42年、『失われた街』が第13回江戸川乱歩賞候補作となり、翌年『大東京午前二時』として「推理界」に掲載。さらに、昭和44年に『見知らぬ顔の女』として改稿されている。 昭和43年『転石留まるを知らず』が第14回江戸川乱歩賞候補作となり、翌年『抹殺の意志』として刊行。また、その翌年には第23回日本推理作家協会賞の候補となる。 昭和44年から2年間、日本推理作家協会書記局長を務めた。 本格サスペンスを手がける作家として活躍。【状態】経年劣化により若干の焼け、スレ、汚れ、カバー上部に折れ跡が御座いますが、概ね良好です。

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